編入学基礎Ⅰ(2単位)

文系編入ラストスパート...!!!

九州大学経済学部経済経営学科3年次編入(合格)

とか虫です。ツイッターは下リンクから。自分のことをハンドルネームで呼ぶのは死ぬほど恥ずかしいのでこの記事内では二度と呼ぶことはないでしょう。

https://twitter.com/goyoukenhanani

 

 僕は九州大学経済学部経済経営学科の編入に合格しました。今回縁あってこのブログに寄稿させてもらえることになったのでいろいろつらつらぼちぼち書いていこうと思います。別にこう、「編入受かって人生変えようぜ!」みたいなことは言わないので安心してください。

 

 注意:この記事は僕のブログ(下リンク)の九大編入の記事を、読みづらい・内容がネタに寄りすぎ・長い 等々の理由から内容を大幅改訂しながら合格後の顛末などについて加筆したものです。この記事ではまだ志望校を確定させていない読者が多いであろうことを想定してややライトに仕上げています。もう少し詳しく見たい方は部分によっては僕のブログの記事のほうが詳しく書いています。

九州大学経済学部経済経営学科3年次編入受験記 - 右ひざの裏がかゆい

 

 

 

九大経済学部と編入の概要

 まずは九大経済学部についてです。九州大学経済学部には経済経営学科と経済工学科の2学科が設置されています。

経済・経営学科(概要)

 僕が合格した学科です。2018年度開講予定の演習は

 

環境経済学・国際金融・アジア経済・国際経済・開発経済・農業政策・経済地理学・中国経済・日本経済史・世界経済史・経営財務・企業行動分析・企業会計・財務会計・経営と会計・日本企業分析・経営組織・ビジネスとイノベーション

 

以上です。開講演習の情報は経済学部のHPから閲覧できる(と思う)ので探してみてください。

 九大経済学部では副演習の選択が可能です。ただそれほど盛んではないようで、かつ僕が副演習所属の賛否について大学教員と話をすると「学部生レベルで演習2個も持ったところで専門性下がるだけだし他に学びたい分野あるなら本読んどけ」みたいな返事が返ってきがちです。

 所属演習によって「系」というものが3つに分けられ、系によって、たとえば経営分析系なら経営関係の単位を多くとらなければならなくなるなど、卒業に必要な単位の内容が変化します。

 

経済工学科(概要)

 開講演習は

 

医療経済分析・環境経済学とゲーム理論・マクロ経済学・統計と計量経済学・データサイエンス・都市/地域経済学・財政・労働経済学・社会保障の経済学・企業行動の経済分析・コーポレートファイナンス・ミクロ経済学・ベイズ統計・微分方程式と数理モデリング・金融工学・情報とデータ利用・数理計画法

 

以上です。経済工学科は一般入試では理系扱いされる学科で、演習は一般に文系学部生は扱わない分野の数学(線形代数や理系学部数学)を用います。

 

経済・経営学科(入試)

 経済学部の編入試験科目には小論文Ⅰ・小論文Ⅱ・数学があり、経済経営では小論文Ⅰは必須、小論文Ⅱか数学が選択回答になっています。小論文とはいっても九大では普通に英語長文問題です。意味が分からないと思うが本当にそうなんだ。経済学や経営学に関するトピックから出題されます。語数は正確には数えていませんが1000語強程度だと思います。設問は3-4つ、回答は日本語で100字-300字以内です。ⅠよりⅡのほうがやや難しくはありますがそれでも難関大の文系学部一般入試程度のレベルだと思います。回答時間は全科目90分です。問題傾向やレベルは九大経済学部一般入試後期試験に似ています。

 

 午後からは面接です。志望理由書は提出しません。募集は10人です。

 

経済工学科(入試)

 経済工学科は高専からの推薦入試と誰でも受験できる一般入試があります。

 

 推薦入試では推薦要件に「総取得単位数に占める『優もしくはA』(100点満点で80点以上)の単位数が70%以上の者」とあります。ただ推薦さえもらえればほぼ合格できるようです。志望理由書、推薦書、面接、高専での成績で選抜されます。僕はあまり詳しくないので他のブログも参考にしてください。

 

 経済工学科一般入試は小論文Ⅰ(経済・経営学科と共通)と数学の2科目を必須回答です。数学は行列・ベクトルから3問、微分積分から3問あり、各分野から2問ずつ、計4問回答します。正直経済編入では一番難しい数学なので文系から受験する方は大変だと思います。僕は神戸大学経済学部と東北大学経済学部の受験のために数学も勉強していましたが比較的簡単な年で3-4割取れそう、といった感じでした。

 

 ただ高専や理系学部からの受験の場合それほど難しくはないと感じる場合もあるようです。

 午後からは面接です。志望理由書はありません。募集は10人です。

合格ライン、倍率

 九大は点数開示もないので合格ラインはわかりません。僕は感覚として得点率8割前後でした(実際にはもう少し低く出されていそう)。平成30年度入試の場合、受験者は経経35、経工3だと思います。数学選択者が3人だったのでそうだと思いますが正式には発表されないのでそのあたりは不確実です。一般入試の合格者は経経2人、経工0人でした。

 

 九大は卒業の目安にGPA2.0以上を定めているので一応GPAは2以上にしておきましょう。

 

 ここ数年、経経も経工も合格者が減ってきていますが教員に確認したところ、枠を減らしているわけではなく合格基準に達する受験者が減っているだけだそうです。

 

経済編入における九大経済のアドバンテージ

 九大経済編入受験のアドバンテージは大きく3つあります。

 

受験時期

 一つ目は受験時期です。経経と経工は同じ受験日に同じ教室で入試が行われますが、入試日は9月中旬で合格発表は10月下旬です。旧帝大の中では北大についで早く受験が終わります。

 一方で30年度入試は滋賀大学と受験日が重複したため、滋賀大学を受験する場合は注意が必要です。

 

 受験科目

 受験科目は英語だけ、または英語と数学だけなので対策は容易かつ経済学に関する知識がほぼなくても合格できます。筆記英語なので阪大経済の練習・滑り止めにもなります。

 

簡単

 自分の中では旧帝大経済編入の中で東北大(少なくとも東北大編入に数学が必須でない2017年度まで)と並ぶ難易度です。現役時に旧帝大レベルの受験を志した方なら勘さえ取り戻せば普通に合格できそう。

 

  

合格から入学までの流れ、単位認定状況

 30年度入試では9月14日が試験日で合格発表が10月25日でした。12月から演習説明会が行われ、1月上旬に演習志望理由書の提出があり、1月下旬に所属演習が決定、2月20日ごろに入学手続き資料送付、3月8日が入学手続き期限です。

 合格辞退の場合は合格通知に同封される辞退届を提出すれば辞退できます。

 

 入学時に認められる認定単位は一般教養科目48単位(一括自動認定)+専門基本科目内で認定される単位(上限20単位) で、合計48-68単位です。基本科目の認定は入学手続き内で申請した上で認定を申請する科目のシラバスと在籍大学での該当科目のシラバスや教科書などを基に面接で検討し、教授会で決定されます。僕の場合は多分12-16単位だと思います。

 基本科目に関しては経済学部のHPで公開されています。

 

 

 過去問

 過去問は九大で現地閲覧してコピーするしかないので自分で行くなり人づてに得るなりするナリ。そんな知り合いいいないしわざわざ福岡いくのめんどくさいからどうにかしてくれよコロ助、という方のために作られたAIが僕です。ツイッターで聞いてくれたら送るナリ。

 中ゼミみたいなところの過去問取り寄せサービスにもあるのでは。とりあえず公式には現地閲覧だけで東北大や阪大のように紙媒体を生協や学務が発送してくれるとか神大とか京大みたいにHPに挙げるとかはやってないです。

 

 

編入後の顛末

 さて、ここからは加筆部分です。加筆にあたっては記事全体にわたって関係する箇所に訂正やノーティフィケーションを置くべきだとは思うのですが読み直しの読者もいるであろうことを想定してこの章以下は単純な追加になっています。

単位認定について

 単位認定については前述の通りの面接があり、比較的容易に認定されました。「ワンチャン狙っちゃえ!」みたいな感じでリストアップした科目もどんどん認められ、最終的に18単位が認定されました。単位を取得した際の成績に関係なく取得単位は認定の対象になるようで60点の科目も認められました。必修単位はいろいろ説明のめんどくさい仕組みがあるのですが、とりあえず僕はマクロ経済学をとって残り60単位(演習含む)で卒業できることになりました。

 ミクロ・マクロ・政治経済学(マルクス経済学でも可)については必ず必修科目になるので各4単位取っておきましょう。履修が楽になります。

 ちなみに九州大学経済学部には履修単位数制限がありません。僕も(落とさなければ)4年生のうちに演習抜きで4単位とれば卒業できる履修計画になりました(本当は3年生のうちに演習以外の単位をそろえることもできたのですがしんどくてやめました)。

 

入学以降の感想

 編入生はゼミ生と編入生以外友達できない、というのはよく言われますがまあ大体あってます(笑)。でもこの言葉の裏を読めば仲間の編入生は違うゼミの中で人脈を作っているということなので「同期の編入生のゼミ仲間」との交流も(同期の編入生を介して)生まれるということです。そうすると今度は「同期の編入生のゼミ仲間の友達」との交流も生まれて……というふうに徐々に知り合いが増えていきます。

 編入生は各々臆せずサークルや部活に参加してます。僕も入りました。

 

以上。

 

募集要項はこちらです

www.econ.kyushu-u.ac.jp

 

記事担当者

とか虫(@goyoukenhanani)